
青森ジャズ物語から
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの初来日は1961年。
スイング・ジャズから革新的なファンキー・ジャズを目の当たりにした大隅さんは、まだ10代だった。
プレイヤーのアイビー・スタイルの格好よさとファンキー・ジャズの言葉が若者文化のお洒落の憧れだった。
1963年夏、東奥日報社うら手・八甲通り(アスパム通り)に、ジャズ専門店のレコード店を開いた頃、
突然アート・ブレイキー青森公演が舞いこんだ。
世界的なアーティストの招聘は、夢のまた夢。その夜は眠れなかった。
かの名曲「モーニン」を口ずさみ自転車で配達するソバ屋の出前持ち。社会現象となる。
さて、翌日快晴にそそり立つ東奥日報社の社名。
いつもの原風景から一変、眩しかった。そして訪ねた。
「ナイヤガラの爆風とまでいわれたブレイキーのドラム。メッセンジャーズの一体となった躍動感。
ジャズは県民を鼓舞し、青森の新しい文化として歴史ある東奥日報社の責務でもある。」熱く、熱く語った。
今にして、大変な覚悟と勇気だった。
その秋、主催・東奥日報社。市役所の一角にあった青森市民会館。満席と立ち見。
立錐の余地もない中、あの興奮の坩堝は、今まだ語りつがれ、全国区となった南郷ジャズ・フェスティバルに受け継がれている。
disk 鳴海 廣
ギラ・ジルカ(vo)
神戸出身。
両親は日本人の母、イスラエル人の父。
バークリー音楽院に。 帰国後、テレビ・ラジオDJから女性のゴスペル・クワイヤーを結成しライブ活動。
2010年、神戸ジャズ・ヴォーカル・クィーン・コンテストでグランプリ。
同年、初アルバム「all Me」 2011年「appearance」 2013年「ブリージング」をリリース。
洗足学園音大ジャズ・ヴォーカル講師。
大隅 寿男(ds)
電話の向こうから、いつもながら丁寧なご挨拶。35年のお付き合い。
精美で、たおやかなドラミング。卓抜した格調ある奏法。
老若男女に暖かい挨拶する様を目の当たりに、全国大隅ファンのサポートもうなずける。
2005年ジャズ貢献で「南里文雄賞」受賞。 日本ジャズ界の重鎮。
福岡県出身。明治大卒。 同期の宇崎 竜童とアルバム「哀愁のフォービート」をリリースし、2007年南郷ジャズ・フェスに共演。 全国唯一で話題となった。
11月4日山本 剛(p)トリオ(青龍寺)で再び来青。
吉岡 秀晃(p)
ファンキーで、存分にスイングするピアニスト。
理屈ぬき。とにかく楽しい。30年前、初めて聞いた印象だ。
今だに続いているスピリットは、希有な能力をもつ日本ジャズ界の貴重な存在。
トリオ共演のアルバム「オン・ザ・ロード」(2005年)は正にファンキー・ジャズ。
1960年宮崎県生れ。
19歳で、かのレッド・ガーランド(p)に絶賛されたことが、未だジャズ・ファンに語りつがれている。
横山 裕(b)
1957年、千葉県市川市生れ。慶応大卒。
鈴木 勲、松本 英彦、ジョージ 大塚ら、ジャズ界大御所で腕を磨いてきた実力をかわれスコット・ハミルトン(ts)ら、国内外の著名なミュージシャンの共演の多い。
前売 4,500円 (1ドリンク付き)
当日 5,000円 (1ドリンク付き)
(ビール・コーヒー・ジンジャー・オレンジジュース・ウーロン)
日時 2013年6月22日(土) 19:00~
場所 jazz time disk 

〒030-0801 青森県青森市新町2-7-33 北谷ビル2F
主催・問い合せ jazz time disk tel 017-776-7244
協賛 SIR建築計画事務所 代表 木村 精郎
〒030-0851青森市旭町2-5-27
TEL 017-721-5622
E-mail : sir284558@r15.7-dj.com
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