2012/12/29(Sat) 19:30 Page One

神戸で日本人の母とイスラエル人の父の間に生まれる。
ハイスクールまで神戸のカナディアン・アカデミー卒後ボストンのバークリー音楽院に。
帰国後、地元でテレビ、ラジオのDJを始める。
2002年 女性のゴスペル・クワイヤーを結成し、東京で本格的にライブ活動。
2010年 神戸ジャズ・ヴォーカル・クイーンコンテストでグランプリを。
同年、初のアルバム「all Me」、2011年2ndアルバム「appearance」をリリース。
一気に全国各地の反響から、都内でのライブで人気の的。
現在、洗足学園音大で、ジャズ・ヴォーカルの講師も勤める。
Geila Zilkha Official WebSite
http://www.geilajazz.com/
1961年初来日のアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズを見たのがドラムのきっかけ。
明治大軽音楽部で始めてから、'69年プロドラマーとしてデビューし、43年にわたって、ジャズ界を君臨。
共演したミュージシャンは数えきれず、今だにドラムの「基」にぶれることなく、不動の地位を築き続ける事は、全国 大隅ファンがしっかりサポートしているといってよい。
毎年のdiskライブでも、県内外から彼の人柄もあいまって、愛するファンでいっぱいになる。
大隅寿男オフィシャルHP : M&I ON LINE http://mandicompany.co.jp/hp2008/artist/osumi/osumi.html
http://blog.livedoor.jp/osumi_toshio/
1955年1月 東京生まれ。
中・高校でボサノバ、ロック、ジャズに親しみ16才頃独学でジャズピアノを始める。
プロ入りは1974年国内外の著名なミュージシャンとの共演、レコーディング、自己のトリオで活動。
'78年リーダーアルバム「ラヴ・フォー・セール」。'07年アルバム「誕生」を。
現在、東京のライブハウスを中心に活動。
ジャズピアニスト関根敏行&ムギギレコードのホームページ
http://www.mugi55.com/
1957年 千葉県市川市出身。
慶応義塾大卒後、モダンジャズ・ソサエティーでベースを。
鈴木 勲(b),故 田村 翼(p),小林洋(p)とシャイニー・ストッキング(ジャズ・コーラス)、小野 リサ、故 松本 英彦らに、ジョージ大塚(ds)から、多大な影響を受ける。
スコット・ハミルトン(ts)ら国内外の著名なミュージシャンの共演も多い。
ジャズベーシスト 横山裕公式WEBサイト
http://www.yutakayokoyama.com/
MASAYO
札幌出身。
札幌テレビ放送のラジオ局で働いていた頃、「話すより歌うほうが向いている」といわれ、なんら根拠のない一言でヴォイス・トレーニングを受けながらパーティーやイベントで歌うきっかけとなった。
ジャズ、サルサ、ラテン、ポピュラーと広いレパートリーをもち、2000年単身キューバへ。
以後、毎年のように訪れ日本でも好評だった映画「ヴェナビスタ・ソシアル・クラブ」のメンバーとも親交が深く、キューバ国際フェスティバルにも出演。鍛えぬかれた歌唱力とステージは、キューバのミュージシャンの評価も高い。
スパニッシュ・コネクション 伊藤 芳輝(g)、伊藤 寛康(b)共演の2枚のアルバムを含む4枚のアルバムを発売。
日本では、ジャズ・ピアニスト、ヴォーカリストで最大なエッセンスを持った大ベテラン沢田 靖司氏と、元イラケレのパーカッショニストのオスカル・パルデス氏に師事。
http://masayomasayo.com/
井上 ゆかり
ジャズ・ライブを中心に、年間250本をこえる演奏活動。
調べたところ正にそうだった。いつ眠っているのだろう。
大阪芸大演奏学科ピアノコースに特待生として入学。卒後上京し、アン・ミュージック・スクールでジャズ・ピアノを、故 鈴木 コルゲン 宏昌氏に師事。
2000年NHK-BS「素晴らしき音楽仲間」にレギュラー・ピアニストで出演のかたわら、前田 憲男、羽田 健太郎、北村 英治、岩崎 宏美、都 はるみなど、300組に共演。
2010年12月井上 ゆかり トリオのセカンド・アルバム「MURASAKI」をリリース。
http://www.inoueyukari.com/
鳴海 廣
初アルバム「ザ・ルック・オブ・ラブ」(ソニー)が発売され、中平さんの紹介で、デビュー前のプライベートのCDが送られてきた。
翌2007年の南郷ジャズ・フェスティバルに出演。
またたく間に全国話題のきっかけとなるだけに、新人の登竜門は南郷となった。
3歳からクラシック・ピアノ、バイオリン、バレーを習い、4歳でピアノ・コンクール入賞。
トップの成績で入学したフライブルク国立音大(独)から同大学卒。
2009年青龍寺ジャズ・フェスティバルから、一聴して「グレース・マーヤだ!」と成長してきた初 disk ライブ、とても楽しみにしている。
鳴海 廣
グレース・マーヤのニューアルバム「ポインシアナ」が3年半ぶりにリリースされると聞いて喜んだのは、彼女の大ファンである私だけではないはず。
私の店DUGでもグレース・マーヤさんのファンの方々に近況を聞かれる事が多かっただけに待望久しくというところだ。
グレース・マーヤのライヴは南青山のBody&Soulや六本木のAlfieで毎月のように聴いているが、ライヴのたびに新しいレパートリーが増えているのが何より嬉しい。
新宿でのライヴが無いのが淋しいが、このところ一ヶ月置きに、池袋立教大学の近くApple Jumpでライヴをやっている。
回を重ねるごとにお客様に知れて満員の盛況だ。
こんな折、これ又新譜が出るのはグッド・タイミングだ。私はグレース・マーヤのファンの1人で評論家ではないので曲についての細かい解説等はほんの少し触れる事でご理解いただきたい。
ここでグレース・マーヤとの出会いや彼女の素質について触れてみたい。
2005年の秋、新宿の古いジャズフレンドで毎夜ライヴジャズとお酒を楽しんでいる河野さんがDUGに来られて「最近ピアノを弾いて歌もうまい女の子をみつけたのでぜひ中平さんに聴いてほしい」と言われたのがきっかけだ。
半年位経った2006年の早春、代々木のナルでやっとグレース・マーヤのライヴを聴く事が出来た。
その時は清水絵理子(p)、Q石川さん(ts)で、グレース・マーヤはいわゆる立歌だ。スタンダードや映画音楽を次々歌いあげ、英語の発音も完璧だったので、あまり期待していなかった事もあり正直びっくりした。
あとで聞くと子供のころからインターナショナルスクールに通い、大学はドイツのフライブルグの国立音大にトップの成績で入学、大学院に籍を置く身だったらしい。
グレース・マーヤはクラシックのピアニストで大学でも将来を嘱望されていた。
そのころ私の店DUGでは週2回不定期でライヴをやっていたので早速出演を依頼した。
そしてすぐにソニー・ミュージックの名プロデューサー伊藤八十八さんに連絡、ライヴを聴いていただきほぼ即決でレコーディングが決まった。
伊藤さんは「これはセン・ミツだ」とおっしゃったのを覚えている。
つまり、千人に3人位の見つけものですよ、と言う事らしい。
その後、とんとん拍子に4枚のアルバムをヴィレッジミュージックからリリース、一躍日本のジャズヴォーカリスト界で注目を浴びた。
さて前置きが長く、これではライナー・ノーツにならないよと安ヵ川さんにお叱りを受けそうなので少しアルバムに触れる事にしよう。
タイトルの「ポインシアナ」はピアニストの鬼才アーマッド・ジャマールの演奏で知られているが、グレース・マーヤは最近好んで歌っている。
名曲を心地よいテンポでスタートさせるこのアルバムは、あっという間に11曲を聴いてしまう。
1,2,3,4,6,9はピアニスト宮川純のアレンジ。5は荻原亮。
そして8,10,11はグレース・マーヤ自身のアレンジだ。
特に3,6,10は歴代のヴォーカル界の大物たちが歌っているが、グレース・マーヤの解釈で見事に唄い切っていて素質の深さを感じさせられる。
英語の発音は何よりの武器で活躍の場を日本だけに留めておくのは惜しい。
全体を通して宮川のアレンジはリスナーをとりこにしてしまう位素晴らしくまた共演者全員ツアーやライヴハウスで共演している仲、息はぴったりだ。
ラスト・ナンバー「ア・ケイス・オブ・ユー」はグレース・マーヤの唯一弾き語りだ。元々弾き語りは得意で素晴らしいので次のアルバムはぜひ弾き語りに期待しよう。
2011年10月記Jazz Cafe Bar DUG 中平穂積
仙台生まれ、奥州市育ち。
クラシックピアノを5歳より始め、フルートを11歳で手にする。
ジャズに興味を持ち、都内のジャズスクールに入門し、ジャズフルートをはじめる。
その後、アイルランドに留学し、アイルランド音楽文化にふれる。
2004年冬、渡米。
2005年ニュースクール大学ジャズ科入学。2009年、同大学卒業。
ジャズフルートの直接指導にフランクウェス、ルータパキンを仰ぐ幸運にも恵まれ、精神的にも多大な影響を受けている。
ニューヨークではレストラン、ライブハウスなどで定期的に演奏。
日本では、2011年より精力的にJazzのライブ活動を行なっている。
東日本大震災の後は東北を中心としてチャリティー演奏も積極的におこなっており、その活動が評価され八戸市と十和田市より感謝状を贈られる。
2012年2月からは佐々木 優花 + 井上 智トリオでベトナムでの公演を行った。
ニューヨークに渡る。
ニュースクール大学ジャズ科でジム・ホールに、ニューヨーク市立大学でロン・カーターに学ぶ。
ブルーノート、バードランド、スモークなど有名ジャズクラブに自己のバンドで出演、高い音楽性と実力が評価される。
リーダー・アルバムは「バードランドの子守唄/マンハッタン・ファイヴ」(ポニー・キャニオン)など6枚を発売。
またサイドマンとしてはジュニア・マンス、フランク・フォスター、バリー・ハリス、ジミー・ヒース、ジェイムス・ムーディー、ロン・カーター、穐吉 敏子、ジャック・マクダフ、グラディ・ライト、ベニー・グリーン等多くのトップ・ミュージシャンとのツアーを経験。
ジャズクラブの老舗ヴィレッジ・ヴァンガードの70周年記念にはジム・ホールと井上のヂュオが出演。
2010年に21年のニューヨーク滞在にピリオドを打ち帰国、今後日本を拠点とした活動が期待される。
演奏活動の傍ら、ジャズ教育も精力的に行なってきた。
1995年からニュースクール大学ジャズ科で「スタンダード・アンサンブル」や「理論と実技」の講師を務めた。
日本では10年以上にわたってジャズライフ誌のスタンダード講座を毎月連載中。
1964年、東京生まれ。
国立音楽大学卒業後演奏活動を始め、同時に高校の音楽講師も6年間つとめる。
コントラバスを松野 茂(国立音楽大学)、永嶋 義男(東京芸術大学)両氏に師事。
ジャズ・ベースを池田 芳夫氏に師事する。
93年、岡安 芳明(g)「Midnight Groove」(キングレコード)に参加後、山本 剛(p)、大隅 寿男(ds)、阿川 泰子(vo)、中本 マリ(vo)等、多くのミュージシャンと共演。参加した」アルバムも多数。
2005年には、自己のリーダー作「I Like It!」Ken's Trio+1(WNR)を、つづく2006年には2ndCD「The Chant」Ken's Trio(WNR)発表。
また、2006年より国立音楽大学演奏応用(ジャズ)コースの非常勤講師も努め、後進の指導にもあたっている。
2007年以降は山下 洋輔(p)Spechal BigBand,寺井 尚子(vln)カルテット、矢野 沙織(as)カルテット等のツアーにも参加している
日本ジャズ界で最も話題の新進気鋭のお二人。
昨年からカルテットを組み一気にジャズ界に躍り出た。
各地のライブハウス、ジャズ・フェスティバルに今年はさらに躍進の年になりそうだ。
このたびのDUOは初の試みで、トランペットとピアノのサウンドは私にはちょっと想像がつかない。
1970年にジャズ喫茶diskを開き、ピアニストのローランド・ハナとべーシストのジョージ・ムラーツを迎えた。
当時のジャズファンはピアノトリオが主流。
デュオは初の試みで迷いながらも相当の勇気がいった。
結果は大盛況で、青森のジャズ・ファンの度量にさらにライヴのきっかけを与えていただいた。
類家くんの新しいアルバム「Sector b」は、若き日野 皓正 氏を思い出し、ハクエイくんのムダのない音の鋭い切り込みを聞きにし、
果敢に挑戦する彼らの新しいフリーなジャズの予感を覚える。
鳴海 廣